受験生向け

左脳、右脳からの2つの声~真実の声を聴き分ける~

左脳、右脳からの2つの声~真実の声を聴き分ける~

左脳、右脳からの2つの声~真実の声を聴き分ける~

あなたは、心を静めて、自分の心の奥底から聴こえる声を聴くことがありますか?

心の底からかすかに聴こえる声に耳を澄ますと、たいてい2人の声が聴こえます。

1人目は、チャレンジを愛し、現状に満足せず常に壁を打ち破ろうとする声です。
「もっとできる」「こんな新たなことにチャレンジしよう」「現状の壁を打ち破ろう」。
これは右脳の直感力です。

一方で、安定を求め、失敗しないように心配する声があります。
「今はまだ早いのではないか」「現状のままでよいのでは」「失敗するのではないか」「もっとしっかり準備をしてから」
これは左脳の働きです。

太古の時代から、人は獣たちから命を守る必要があり、左脳は今でも危ないことを避けようとする機能を持っています。

右脳が大きな挑戦をしようとすればするほど、左脳が危険を避けようと懸命に止めるのです。

右脳は未来を切り開く力であり、一方左脳はリスクを回避し、失敗を繰り返さないようにする力なのです。
どちらかが悪いもので、どちらかがよいものということはありません。

2つの声が聴こえるからこそ、私たちはこれが右脳の声なのか、左脳の声なのか見極めることが必要です。

慎重に物事を進めたい方は、左脳の声ばかりを信じがちです。
一方で、挑戦しなければ気が済まない人は、右脳の声ばかりを信じがちです。

人は常に決断をしなければなりません。
分岐点に立った時、どちらの声を信じるのかで受験も人生も大きく変わります。

どちらを信じるのがよいかは、シンプルです。
「どちらがワクワクするか」。これだけです。

自分にできるのか。
失敗するのではないか。
無意味ではないか。
叱られるのではないか。

決断しようとしているとき、色々な大きな声がすると思います。
実は、直感の声は小さいのです。
だから、よく耳を澄ませて聴いてください。

人はつい過去の経験に基づいて判断しがちです。
しかし、決断するときに大切にするべきなのは、過去ではなく、今この瞬間の感覚なのです。

どちらの声がワクワクし、エネルギーをあげるのか、心の声を聴いてみましょう。
こう書くと、いつも挑戦を求める声にワクワクしそうな感じがしますが、実はそうではありません。

右脳型の方が左脳と右脳からの声を聴いた結果

プロゴルファーのAさんは、チャレンジすることが大好きな右脳型でした。
この方は、いろいろな方のアドバイスを取り入れて、新たなことにどんどん取り組みました。

最初はうまくいっていたのですが、あるときから、いざという時ほど大きなミスをするようになっていました。

私がコーチを引き受けた時には、大きなスランプに陥っていて、以前のような輝きを失っていました。

コーチを引き受けた頃、2つの声がしていました。
1つは、「もっともっといろいろなことに挑戦したい」。
そしてもう一つは、「もう疲れた」でした。

どちらの声を意識したときにエネルギーが上がるかを聞くと、「もう疲れた」だったのです。

Aさんはチャレンジするのが好きでしたが、色々なことに手を広げ過ぎて、自分がコントロールできる範囲を超えていたのです。

「もう疲れた」という声は、自分を楽にしてあげてほしいという真実の声だったのです。

Aさんは、そこからいろいろな人の意見を聞くのはいったん止めて、いらないものを捨てることから始めました。

1つの球筋に絞って、自信が持てる球を作っていったのです。
その結果、プレーは見違えるようにシンプルになり、Aさん本来の右脳の直感力が蘇ってきました。

それからは「シンプル」ということがAさんの合言葉になりました。

左脳型の方が左脳と右脳からの声を聴いた結果

プロ野球選手のDさんは、左脳型でした。
プレーを自己分析し、自分なりの理論を構築し、粘り強く努力することをいとわない粘り強さを持っていました。

しかし、プロして6年目の頃から、プレーが守りに入るようになっていました。
レギュラーの座を守らなければならないという焦りばかりが募り、自分らしいプレーが出来なくなっていたのです。

Dさんも2人の声が聴こえていました。

1人は「失敗するなよ。もっと完璧にできるようにならないとダメだ。」
そしてもう1人は「何も考えず、ただ振り切りたい。自分らしくプレーしたい」でした。

Dさんの場合、エネルギーが上がるのは後者の声でした。
未来の結果を心配しすぎたことで焦りや不安が大きくなり、今この瞬間のプレーに集中できなくなっていたのです。

そしてもう一つは、自分の道を極めることにこだわるあまり、「頑固」になりすぎていたのです。
頑なに自分のやり方に固執して、あれこれ考え過ぎていたのです。

自分らしいプレーを取り戻すために、信頼できるコーチにAさんの強みや個性について、聴くことから始めました。

コーチの話では、実はAさんのバットコントロールは超一流であり、どんな球でも右でも左でもさばける高い能力を持っているということでした。

また選球眼もあるので、しっかりボールを見極められれば、さらにヒットの確率があがるというものでした。

このフィードバックをうけて、Aさんの取り組みが変わりました。

バッターボックスに入ると、とにかく目の前の球に集中すること。
そして、相手ピッチャーのデータを参考にしながら、あとは自分の直感に任せることにしました。

すると持ち前のバットコントロールが再び輝いてきたのです。
今はコーチの助言をもらいながら、自分のプレーに磨きをかけることに楽しみながらチャレンジされています。

右脳と左脳の声から真実の声を見極める

2人の対照的な例をあげました。
左脳と右脳、どちらがいいか悪いかではないのです。

どちらがいい、悪いと思い始めると、真実の声は聞こえなくなります。

大事なことは、2人の声の中から自分の真実の声を見極めることです。

あなたがこれから受験や人生で成功をおさめるためには、今この瞬間に自分らしく、自分で決めた限界という枠を突破できるかが大事です。

そのために、心の声を聴き分けられるようになりましょう。

検索